「告白したのも俺からだしさ?杏から“好き”って言ってくれたことないし?女子たちが俺の体とかベタベタ触ってきてもヤキモチ妬いたりしてなかったみたいだしさ?」


「あのねー…」


私が顔を上げると、景ちゃんが手のひらで私の目を隠した。


「わわっ!?」


視界が真っ暗で何も見えない。


でもね?一瞬だけ見えたよ。


「見ないで//今俺マジだせぇ顔してるから///」


うん。知ってる。


景ちゃん、耳までタコみたいに真っ赤だった。


「てかマジこれ杏の手作り?」


「うん。美味しくないかもだけど」


お湯入ったしね。