あの日から1週間。

私はいまだに話せていない。


「寧々!? いいかげん話しなさいよ」

菜穂に言われる。


「私、ちゃんと話してくる」

「行ってきな」

私は急いで内海くんの教室へ向かう。




「内海くんいる?」

近くにいた子に呼んでもらう。

「なに?」

「あのね、ちゃんと話そうと思って」

「俺も話したいし、移動しようか」


屋上へと移動した。