今日は入学式





なのに全校生徒出席しなきゃならない





じゃないと進級出来ないんだと





だから俺、武井 奏は南陽に向かってる





すると俺の前を同じ高校の制服を着た女が歩いている





それも周りをキョロキョロ見ながら





「ねぇ君新入生?」





その子に声をかけてみた





振り向いた彼女をみて俺は驚いた





ぱっちり二重の大きな瞳、スッとした鼻
色気のある唇





すべてが魅力的だった





「ね、新入生?」





こちらをみたまま答えてくれないからもう一度聞いてみた





「うん」





落ち着いた大人の声に聞こえた





「土地勘ないみたいだね?案内しようか?」





普通の俺ならそんな事絶対しないし、声すらかけない





でも目の前には困っている美少女





案内するしかない!





と言う事で学校まで一緒に登校した





校門をくぐり





「じゃ、またね」





そう言って俺は校舎に入って行った





「あ、名前聞くの忘れた」





ま、後で体育館行けば会えるしいっか