「れい…やっぱりお前は可愛い」







「はっ?…」





口元からだらしなくワインを垂らした僕は


突然の、兄のほめ言葉に驚いた








「このきれいな顔に、この細い腰…」







「やっ、やめてよ」







甘い兄に驚きすぎて






開いた口が塞がらない