ヒナを 抱き締めて はじめてわかった。
自分で思っていたよりも…ずっと不安だったこと。
「ヒナ 痛いか?」
「うん。ちょっとだけ…」
「ゴメンな。でも もう少しだけ…我慢して」
「ダイちゃん、なんだか 今日ヘンだよ」
「俺がおかしいのは いつものことだろ?」
強気なセリフに似合わない小さな声しか出てこない。
いつもとは違う俺の様子に気づいたのか…
ヒナも俺の背中に手を回して、シャツを強く握ってきた。
「ヒナ……」
「なに?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…