「俺、完全に目が覚めたし…いいよな?」


脇に手を回し、ヒナ姫を軽々とお姫さま抱っこをした。


「行くぞ」


「ヤダってばっ!」


ほんのり頬をピンク色に染めて恥じらう姿が、誘ってるんだってこと…いい加減 気づけよ。


あれから2年経った今も、ヒナの反応は あの時のままで


俺は それが嬉しくもあり…かなり心配だったりする。


ただでさえ こんなにかわいいって言うのに──・・・



「では ヒナ姫…これからがお仕置きの本番です」



──────ッ…



その合い図として、頬に甘い口づけを落とし


姫を 寝室へと運んだ。