「そうじゃなくて……。俺が 他のヤツらにその格好を見られたくないんだよ!」



って…俺、カッコ悪すぎ──・・・



「ククッ 誰も見ないと思うけど?」


ちっちゃな口に手を当て、ヒナが笑いをこらえている。


くそっ!コイツ 人の気も知んねぇで。


むやみに ナマ脚を他のヤツらに見せんなっつーの。


お前の白くて細い脚は、結構 いや…かなり そそられるんだぞ。


はぁ…心の中で いくら言ったところでコイツにわかるわけがないか──・・・



「口で言ってもわからないヤツには、お仕置きしかないよな?」



白い歯をキラッと見せ、次の瞬間。


「キャァッ!!ダ、ダイちゃん!」


ヒナをソファーの上に強引に押し倒した。


「言うこと聞けよ。もう履かないって、今 ここで約束しろ」


「ヤダッ!みんな履いてるもん」


お互いの目を見て 一歩も引かない2人。


「しょうがねぇなぁ……」