赤いベールが敷かれた階段の周りには、俺たちを祝福してくれる あたたかい人達が待っていた。


ヒナの優しいお母さんとお父さんに


その隣で涙を零して俺を見ている母親。


いつも ヒナの味方でいてくれる美琴ちゃん。


それにバカを言いながらも、俺のことを気にかけてくれている篤人。


さらに その後ろには 俺たちがダメになりそうな時、大切な言葉をかけてくれた…



────倉石先生と…藤崎がいた。



きっと俺たちは、これからも いろんな人に見守られ、支えられ…2人で共に生きていく。