「えっ どういうこと…?」


「いいから 立って」


ヒナと俺の他には誰もいない…静かな空間の中。


互いの目を見つめあい


再び 大きな十字架の前に立つ2人。


「俺もさ、ヒナに何ができるかって…考えた」


「…………」


「考えついたのが…これだった。お前が ずっとお願いしていたことを神さまがいる前で叶えてやろうって」


「ぅっ…ダイ…ちゃん!」