ったく…しょうがねぇなぁ。


「アイツも 待ってるんじゃね?」


「電話してもいいの?」


「あぁ。でも最後に俺に代われよな」


「うんっ。ありがとう!」


またヒナが眼尻に涙を溜めはじめる。


俺に涙目で笑みを向けると、急いでアイツに電話をかけた。