“ ダイ…ちゃ…ん ”


「ぅ……ぅ…っ」


名前を呼ぶだけで…胸の奥から熱いモノが込みあげてくる。


あたしたち…どうなっちゃうの?


ポタ…ポタ…と


零れる涙がスカートを濡らしていく。


───えっ?


その時 突然 背中に温かさを感じた。


あたしの背中を何度も優しく撫でてくれる。


「せ…んせい」


そんなことをされたら、涙をとめられないよ。


先生は あたしが泣いている間…ずっと背中を温め続けてくれた。