あの人が言うように、あたしがダイちゃんにしていることは


“ままごと”みたいなものなのな?


全部…わからなくなっちゃった。


ダイちゃんの気持ちを解ってあげたいなんていう以前に…今のあたしは


ダイちゃんの気持ちすら 見えてなくて。


手のひらの中にある指輪が冷たく感じ



「ぅっ…ダイ…ちゃ…ん」



大粒の涙のせいで、誓いの指輪が見えなくなろうとした時



「……ヒナちゃん?」