お前が俺に嘘をついたことが信じられなかったし…ショックでたまらなかった。
小さな頃から 俺に本当のことを教えてくれていたお前が──・・・
──カチッ…カチッ…
沈黙の中、哀しい音をたてる時計。
この時計が何億回…1秒1秒、時を刻んだ10年間。
会えなくても…心の中でお互いの存在をどこかで信じあっていたんじゃなかったのかよ。
「帰るわ。お前のしてること…理解できねぇ」
「いやっ!!ダイちゃん 待って!」
───バタンッ…
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