すると 頬に違和感を感じたのか…


ヒナが目を覚まし、ゆっくり瞼を開いていった。



「ダ…ダイちゃん?」


「よかった。マジで 焦った」


「あたし どうして…」


「大丈夫かよ?部屋に入ったら、いきなりお前が倒れてて、一瞬 心臓が止まるかと思った」



まだ 少しうつろな瞳をしているヒナと俺の視線が重なる。


「心配かけちゃって…ゴメンね」