「そんな時でも空を見て、不思議にその時だけ笑顔になれた。まるでそこにお父さんがいるみたいで」




「それで涼太と空見る時に、辛い時は抱きしめてくれたり、いいことがあったら頭を撫でてくれたりあの時のお父さんみたいで安心するの」



「それで、この人のこと好きなのかなぁって、勘違いして。本当、好きってなんなんだろうね?」


すると亜美が私を抱きしめて、



「大丈夫、美空ならきっと人を好きになれるから。恋、きっとできるから。
今だって自分で気付いたでしょ?好きの違いに」


「あみぃ〜〜」


たくさん泣いてしばらくすると涙も止まった。