大道寺レディースクリニックに着くと、昼休みで患者はいなかった。
「東京の刑事さんが、なんの御用でしょう」
40歳には見えないな。
一瞬言葉を失う。
大道寺レナは、小柄な体に色白の肌をしていた。
人形のような印象を与える。
「立花美香さんが亡くなられた事件を調べています。年賀状の中にあなたのお名前があったもので」
「そうですか。美香は女優でしたから、年賀状もたくさんあったと思いますけど」
「もちろん関係者にはお話をうかがっています。立花美香さんとここ数年のうちにお会いになりましたか」
「会っていたら3年前にお話をしています。美香は同窓会にすら来ませんでしたから。高校を卒業してから一度も美香とはあっていません」
「高校を出てから、一度も会っていないのに年賀状を出していたんですか」
「私たちは親友でしたから。いつもテレビで見ていました」
「あなたは一緒に東京に出なかった。どうしてですか」
「私は医者になるつもりでしたから。芸能界に興味はありませんでした」
「東京の刑事さんが、なんの御用でしょう」
40歳には見えないな。
一瞬言葉を失う。
大道寺レナは、小柄な体に色白の肌をしていた。
人形のような印象を与える。
「立花美香さんが亡くなられた事件を調べています。年賀状の中にあなたのお名前があったもので」
「そうですか。美香は女優でしたから、年賀状もたくさんあったと思いますけど」
「もちろん関係者にはお話をうかがっています。立花美香さんとここ数年のうちにお会いになりましたか」
「会っていたら3年前にお話をしています。美香は同窓会にすら来ませんでしたから。高校を卒業してから一度も美香とはあっていません」
「高校を出てから、一度も会っていないのに年賀状を出していたんですか」
「私たちは親友でしたから。いつもテレビで見ていました」
「あなたは一緒に東京に出なかった。どうしてですか」
「私は医者になるつもりでしたから。芸能界に興味はありませんでした」