「君の心に居座るにはどうしたらいいのかな」
「……」
「こんな感じ?」
「あっ……、うん、いいんじゃないか」

顔が近いよ!
長いまつげの影まで、すっと整っている。
喋らなければ、本当に可愛いんだけどなあ。

「手とか、握った方がいい?」
「もうちょっと耳元で囁いてみるとか」
「あー、なるほどなるほど」