「主役の医者・ユキトは病院の内外で起こる殺人事件や患者のトラブルに毎回巻き込まれるんだけど、おせっかいな性格だから事件を解決してしまう、ってのが毎回のパターンなんだけど」
「うん、それで」
「僕のやるミサキは、ユキトの学生時代の親友だったんだ」
「なんで死んだの」
「転落死。でも、ユキトにはどうしてミサキが死んだのかはわからない」

ミサキとユキトの関係は、回想で語られる。
出番はここだけ、台詞はひとつだけ。

突然、琴音がオレの手に両手を重ねてきた。