「それよりも!」

「なになに」

「また告られたらしいよ!」

「誰が?」

「誰が?って!颯汰君だよ!」


あ、あの冬風颯汰(フユカゼソウタ)。

違うクラスだけど知ってる。

まあ愛華からの情報だけどね。


「へぇ~」


適当に相槌を打つ。


「ちょっとちゃんと聞いてよ!入学してからこれで何人目だと思う?6人目だよ!?」


そ、それはすごい…