*
あっという間に、放課後になってしまった。
結局、蒼と話せなかったし。
公園、だっけ?
‥めんどくさいな。
公園に着くと、もう逢沢君はいた。
「あ、葵ちゃん♪」
「えーと、話ってなんですか?」
とりあえず、ニコッと笑っておく。
「僕、葵ちゃんの事が好きなんだ。」
マジで告白だった‥。
どーしよ。
「アタシ、性格悪いし、女らしくないですよ?
それに、あんまり逢沢君の事知らないし。」
「もちろん、友達からで良いよ?
大会で、葵ちゃんの事よく見てたんだ。
蒼君と喧嘩してるのも。
そういうところも含めて好きなんだ。
駄目かな?」
喧嘩してるとこまで見られてるとか‥。
‥恥ずかし過ぎる。
しかも、友達からとか断りづらい。
「友達で良いなら。」
「本当?
ありがとう。
あのさ、タメなんだから敬語やめて?」
「うん。
アタシも思った。笑」
「あと、柊都って呼んでくれると嬉しいな。」
ニコッと笑う柊都に、少しドキッとした。
それから、メアドを交換して家に帰った。