「まぁ、大丈夫だろ、部活は。
ドンマイ♪」
葵は肩を落として残念がっていた。
まぁ、オレのせいだけど、謝ったりはしねー。
「誰のせいだよ。
蒼のせいじゃんか。」
「はぁ?オレのせいじゃねーし。」
本当は、悪いと思ってるけど。
悔しいから、言ってやんない。
どっちもギャーギャーと喧嘩になりそうになった時、突然葵は言った。
「よし、わかった。
勝負しよ?」
「は?」
「もちろん、弓道で!」
どーしても、弓道がしたいらしい。
いやいや、もう7時半ですよ?
今日は、早上がりだったから部活もとっくに、終わってるわけで。
「誰もいねーだろ。
もう、帰ろーぜ?」
めんどくせーし。
「負けた方が、勝った方の言うことを聞くってことで!」
全く、オレの言うことなんか聞いちゃいない。
しゃーねーか。
オレは諦めて、葵と弓道場に向かった。
罰ゲームの内容を考えながら。