「「疲れたー!!」」

叫ぶアタシと蒼。

アタシはそのままベッドに倒れる。

「お疲れー。」

「大丈夫?」

余裕そうな桜汰と六花。

コイツらサボってばっかだったし‥。

現在、4人で打ち上げ中。

場所はアタシの家、アタシの部屋。

外で集まると、女子に睨まれるし‥。

ウチなら騒いでも大丈夫だし、碧も翠の部屋。

もし遅くなるようなら、翠はリビングのソファに寝るっぽい。

「つーか、お前ら同棲してたの?笑」

いやいや、同棲じゃないじゃん。

説明しましたよね?

「蒼のお母さん達が海外にいて、居候してるだけだから。」

一緒の部屋ではないし。

「ふーん。
つまんないね。」

六花さん、どーいう意味ですか?

「ま、一杯やろーぜ。」

桜汰が買ってきたチューハイ。

「「「「乾杯!!」」」」

六花は飲まないっていうか、桜汰が止めたからジュース。




ーしばらく時間が経って

「りっかー。
チューしよー。」

「ちょ、待って!
離れてよー。」

ベロベロに酔っ払って六花に絡む桜汰。

「なぁなぁ、あおいー。
桜汰、ダサくね?笑」

アタシの肩に頭を乗っけてくる蒼。

めっちゃ機嫌良く笑ってる。

お前もかー!

コイツら、酒弱過ぎ‥。

「葵、助けてー。」

「ごめん。
アタシも助けて欲しい。」

重いし。

「てか、葵は強すぎでしょ。」

「えー、コイツらが弱いんだよ。」

あ、蒼寝ちゃった。

床には沢山のチューハイの缶。

「桜汰、しっかりしてよ。
帰んなきゃヤバいんだけど。」

時計を見ると、10時過ぎ。

一応、遅くなるかもって連絡はしてたみたいだけど。

「酔っ払ってないしー。
だいじょうぶ、帰るよー。」

フラフラじゃないですか‥。

「葵、そろそろ帰るね。
片付け手伝えなくてごめん。」

「大丈夫、蒼のこと叩き起こして片付けさせるから。
じゃあ、またね。」

「うん、バイバイ。」

六花が桜汰を支えて出て行った。

暑いし、この部屋酒臭い。

窓を開けると、気持ちのいい風が吹いていた。