「じゃあ、何するか決めたいと思います。
意見ある人、手挙げて下さい。」
まぁ、なったもんはしょうがないよね。
「はーい。
蒼と桜汰がいるから、ホストクラブとかが良いなー。」
横を見ると、絶対嫌だって目で見てくる。
「えーと、他には?」
「はい!
男女逆転カフェがしたい!」
あ、ちょっと楽しそう。
「それ、いーな。」
「えー、ホストクラブが良い!」
「だって、ホストだと蒼達に勝てないし。笑」
「どーせ、勝てないでしょ!」
ギャーギャー
ギャーギャー
‥盛り上がってきちゃった。
収集つかないよ。
「じゃあ、多数決とろーぜ。」
蒼が言った。
「ホストクラブが良い人。」
15人。
皆、女子。
蒼達に興味のない子は挙げてないけど。
「男女逆転カフェが良い人。」
21人。
意外にも、男子皆挙げてるし。
「じゃあ、男女逆転カフェに決定!」
女子は残念そうだった。
*
次の日からは、大忙しだった。
『実行委員の代表二名は、多目的1に集まって下さい。繰り返します。‥』
もちろん、アタシと蒼が代表。
まぁ、桜汰と六花は巻き込んだに近いし。
「蒼!
行こ!」
「へいへい。
マジで、めんどい。」
忙しすぎて死にそう。
4人でこの忙しさってなんなの?!