「「「ありがとうございましたー。」」」

終わったー!

一時間しかしてないけど。

「あー、腹減った。
桜汰、なんか食いに行かね?」

甘いもんがいーな。

ドーナツとか。

「いーよ?
葵と六花も行く?
オレは、甘いもんがいいんだけど。」

「えー。
佐伯はいーけど、葵も?」

「甘いもん食べんのに、男同士とか無理だから。」

さりげなく、拒否られる。

うっ、確かに。

「しょーがねーな。
一緒に連れてってやるよ。」

「何、その上から。
腹立つな。」

ードカッ

葵に脛蹴られた。

いてーな、おい。

「まぁまぁ、葵。
行こーよ。
ね?」

「しょうがないなー。
あ、ドーナツが食べたい!」

うわ、葵と思考が同じだ。

つーか、コイツはツンデレかよ!

「ドーナツ、いーね。
オレも食いたい。
蒼、ドーナツでいいか?」

ドーナツが食いたかったなんて、死んでも言いたくない‥。

「いーよ。
じゃあ、行くか。」