蒼は何故か赤い顔をして、部屋を出て行ってしまった。
なんだよ、アイツ。
蒼が来るまで、漫画読んでよっ!
アイツの髪、サラサラだったなーとか考えてたら、ガチャっと扉が開いた。
「漫画読んでんじゃねーよ、チビ。」
は?
顔を上げると、蒼がコップとサイダーを持って立っていた。
こいつ、チビって言いやがった。
確かにチビだけど、言われると腹立つ。
自分が身長高いからって調子乗んなよ。
とか思うけど、これも日常茶飯事なわけで。
「うっせーよ、ハゲ。」
平然と言い返すアタシ。
あぁ、可愛くないなと自分でも思ってしまう。
「へいへい。
じゃあ、やるか?」
「なにを?」
「勉強。
あ、なに?
やらしーことでも考えた?
残念。貧乳には興味ねーよ。」
誰がそんな事考えるかよ、バカ。
貧乳って言葉にイラっとした。
「は?貧乳じゃないし。
あるし!」
「いやいや、C以下はあるって言わねーよ?」
確かに、Bだよ。
悪いかよ。
でも、触ればある。
「‥なくはないよ?」