【明日がくることに泣いていた日々】

また会えるように傷だらけの腕を掴んだ。

また会えるようにカッターナイフを握った。

また会えるようにカッターナイフを腕に押し付けた。

また会えるようにカッターナイフを腕に押し付けたら、血が出た。それは白い服に染みを作った。

また会えるように赤い液体を舐めた。鉄の味がした。

また会えるように包帯を巻いた。

また会えるように包帯をとめた。

会ったら君は僕の傷ついた腕に唇を押し当て、荒んだ心に包帯を巻いた。

また会えるように今日も生きていく