なんとも言えない表情をするノブ…





ノブに、こんな顔をさせたかったんじゃないのに…






私は、少し微笑み…聞かなかったことにしてと言って…私の腕を掴んでる、ノブの手を離した….







リビングのドアを開けようとした時






後ろから…強く…抱きしめられた







「聞かなかったことになんて、できるかよ!!」





怒鳴るように言って…私を抱く腕を強くする



抱きしめた腕には、優しさなんて無かったけど



このまま…ずっと、このまま…こうしていて欲しくて



「だったら…このまま、みんな裏切って…一緒に地獄に落ちてみる?」





私は、ノブの方に向き直り…背中に腕を回した…





ノブは、驚いたように…腕を彷徨わせたけど…すぐに、私を抱きしめた。