「おい…大丈夫かよ…」





ノブは、私の腕を掴み…立たせようとする




ノブの声から、戸惑いが感じられた





一気に後悔の念にかられた私は





ノブの手を振り払い





「ごめん…帰るから…」





そのまま、部屋を出ようとした





その瞬間





「ちょっ…待てって!」





再び、私の腕を掴み引き止める





私は、そのまま動きを止めた





けど…ノブは、その後言葉が続かなくて
黙ってしまった





堪らなくなり






「ごめんね…ノブ。こんなこと言って、何も変わらないのに…私…本当…バカだよね」




少し顔上げ、ノブを顔を見た