「好きなやつでも、いんの?」








付き合うことができないと言うと、アキラはそう返してきた。








あんまり話したくなかったけど…




ちゃんと、話さないと失礼だと思い…コクと頷いた。







アキラは、頬杖をつきながら…こっちを、見つめてる。






私は、あえて目を合わせない。









「その好きな男とやらは、お前の気持ちに気づいてんの?」








私は、首を横に振る。








「ふ〜ん…」








それから、また暫く黙って…







「じゃあさ!今から、そいつに告ってこい!」