真っ白な 淡雪が
ふたりの世界を
少しずつ莓のような
紅色に 染めゆく……
心地よいケーキの
スポンジみたいに
Melty kiss
あなたと わたし しか
知らない経験
ロングの１ホールの
ショートケーキの中
誰にも 邪魔されない
だけど フォークという
障害なら 降ってくる…
溜め息のように
粉雪が 散らつく
切なさを 連れてくる …
裂かれた 場所が
ふたりの距離を
決定させた 瞬間に
涙が 溢れてく
ロングの１ホールの
ショートケーキの中
誰かに 割られてく
裂け目 という
試練が …待っている
どこか 解りあえなかった
それが …さみしくて
あなたを いつまでも
想い 出させる
ロングの１ホールの
ショートケーキの中
誰にも 邪魔されない
だけど フォークという
障害なら 降ってくる…
まっすぐ 向かって
容赦なく
あれほど 愛していた
ケーキのような
甘さだったのに
時という 人が
壊した……
運命を 決めてく ひとに
神様という ひとに
