突然…
歌えなくなった 心が
「空っぽ 」に なる
水を 求めているかのように…
湧き水を 欲して
さ迷う……
涸れた 湖のような
静けさが 土地を
荒れさせる……
壊れた 心に
吸い寄る者もなく
我 流るる水の如し
落ちていく……
突然…
歌えなくなった 心が
「空っぽ 」に なる
水を 求めているかのように…
湧き水を 欲して
さ迷う……
最果てに たどり着き
疲れきった 旅人のような
心は 虚しく 散る……
季節に咲き乱れた
桜の花びらのように
誰かに 踏まれて
醜く化す…
それは 詩人 と しての
終わりを 告げる 刻 …
このまま 月の光に
照らされながら
導かれながら……
海の中に 身を
沈めるとしましょう…
真冬の雪が 降る
凍りの 海に
ゆっくり 溶けてく
突然…
歌えなくなった 心が
「空っぽ 」に なる
水を 求めているかのように…
湧き水を 欲して
さ迷う……
あと、どれくらい?
さ迷えば? 本当の安らぎに
辿り着けるでしょうか…
突然…
歌えなくなった 心
「空っぽ 」に なる
何を 求めているのか?…
湧き水を 探して
さ迷う……