「は?!結衣とノリが??!!」


目を丸くして驚いているのは仁。


「悪い?」


ココは優がバイトするバー。


今日は土曜だから優がバイトに入ってる。


「やっぱな~」


妙に納得している優。


「何?優は気づいてたの?!」


「まぁ・・・なんとなく?」


「そっか・・・そうなんだ・・・」


ちょっとショックなんだろうか・・・仁が背もたれに体を預ける。


「あ、でも、俺・・・・・ノリは女ったらしだって結衣に言っちゃった・・・・」


えぇ?!


あぁ・・・・・それが不安の原因・・・・?


謎が解けた・・・


「ったく、おしゃべり。」


優があきれたように言う。


「だって!ホントの事じゃん!今までのノリはすごかったじゃん!」

「真面目になったの。」

「ちぇっ、優もノリも、面白くない。」


子供みたいに拗ねる仁。


「仁も、真面目になれば?いい事あるかもよ?」


俺は仁の頭をぐちゃぐちゃ撫でる。


「わっやめろ!セットが乱れるっ!」



仁が真面目に恋をするのはいつになるかな・・・・


楽しみだな。