結衣の顎をつかみ、目線を合わす。


「俺も結衣が好きだよ。」


そう言っても信じない結衣。


ポロポロ涙をこぼす。


俺まで悲しくなるじゃん。


なんで信じてくれないの?


「好きっ・・ノリが好きっ・・」


そういう結衣に安心してもらいたくて、ゆっくりキスをする。


好きだよって気持ちが伝わるように。


優しく、優しく、結衣に触れる。


誤解を解かなきゃ。


俺のこと、いっぱい知って?


俺の中は結衣でいっぱいだよ?


好きっていっぱい言えば不安はなくなる?





みんなにちゃんと紹介するよ。


俺の彼女って。



からかわれても平気。


だって、それで結衣が安心するなら。




俺には結衣しかいないから。



俺がはじめて好きになった女の子。



ちょっと口が悪いけど、かわいい。



かわいい結衣は俺だけのもの。