夜中目が覚める。


あれ?結衣がいない・・・


部屋を見渡す。


「ふぇ・・・」


泣き声?


結衣、泣いてるの?



不安になった俺は立ち上がり、結衣を後ろから抱きしめる。


「やっ・・・」


涙でぐちょぐちょの結衣。


なんでそんなに泣いてるの?



結衣を抱き上げ、ベッドへ移動する。


ひざの上で、目を真っ赤にした結衣。


「好き」

って。


そんなの知ってるし。


なのに、俺から離れようとする。


なんだよ?ワケわかんね〜。


その上


「結衣は何番目?!」


って。


マジで、何言ってんの?


そしたら、


「結衣はノリだけ!ノリしか好きじゃないっ!やだぁっ結衣だけ好きなのはいやっ」


泣きながら大きな声で言う。


はぁ・・・・


俺は違うって言いたいの?


もしかして、それで今日、元気なかった?


俺には他にいっぱい女が居て、その中の一人だと思ってる?


そんなワケねーじゃん