「あの女誰?」
「さぁ?俺のファンとか?」
「そんな感じには見えなかったけど」
「俺もよく分からないから」
一瑠はあまり納得したような顔をしていなかったがこれ以上は何も聞かないで欲しい
一瑠達には関係ない
俺とあいつの問題だから
「私、学校復帰する」
「え?」
「叶瑠が理事長と掛け合って、成績はよかったし問題なく学校に戻れる」
「そうか!!良かった」
詩或がまた学校に行ける
良かった
全て問題は解決したんだ
だからあいつが諦めてオランダに行くのを待とう
ずっと日本にいるとは限らないし
それに他に男が出来たらそいつの所へ行くだろう
「架也、風呂入れよ」
「うん」
時間が経てば元の生活
そう思った