次の日はびっくりするほどの大雨だった。



風もすっごく強かった。



傘を差すのもやっとなくらい。



でも、あたしはソウに会いたいから親の反対を無視して家を出た。



靴に水が染み込んできて冷たい。



普段のあたしならそれを気にしてイライラするところだけど、今日はもうすぐソウに会えると思うと気にならなかった。



激しい雨風の中病院に向かって進んでいく。



その足取りは昨日よりも軽いものだった。



病院に辿り着くとすぐさまソウの病室に向かった。