ついこの間まではもっと力が入っていたはず。



オレの書いた文字はところどころかすれて読みにくくなっている。



もしかしたら、これは死を表す1つのサインなのかもしれない。



そう思うとすごく怖くなった。



もう元気になることなんてなくて、一生ユイに会えないかもしれない。



もう大好きだったスポーツが出来ないかもしれない。



そう考えると、不意に涙が溢れる。