ドキドキで微かに痛くなり出したお腹に手を当てて縮こまっていると、次々に掛けられる朝の挨拶。


ゆっくりと周りを見渡してみると、皆特に大きなリアクションをとる様子は無い。


「お……おはよう……」


掠れた声で挨拶を返すと、隣の睦杜ちゃんがニッコリと笑った。


「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ栞ちゃん!見たでしょう?みーーんな栞ちゃんが光じゃないって気づいてないよ!!」


「う、うん……」


ウソ…ここにいる人達って、全員光とクラスメイトなんだよね?


私達の入れ替わり、クラスメイトも気づかない位レベル高いの?