聞き間違えじゃなければ、冴城君はこう言った。


『オレ……お前の事が好きだ』と。


でもまさか………そんな事があるワケが無い。


「冴城君、またふざけていらっしゃるんですか?」


頭の中が停止モード半分、混乱モード半分で、変な言葉遣いになって聞き返す。


冴城君はそんな私を抱きしめたまま、ブンブンと頭を横に振った。


「ふざけてなんかねぇ。本気で好きなんだ。ちゃんとした真面目な恋心だ」


「っ!?//////」


ウソ……!?


さ、冴城君にこんな事を言われる日が来るなんて………!!夢みたいだよ……っ!!