キョトンと首を傾げて返事をすると、いきなり視界が揺らぐ。


“えっ?”と思った時には、私の体は勢い良く冴城君に引き寄せられ……


「ちょ………冴城君っ!?」


「――――…っ」


ギュ…ッと、力強く抱きしめられていた。


な、何これ!?


なんで私、冴城君に抱きしめられちゃってるのっ!?//////


「さ、冴城君、離して……//////」


好きな人に抱きしめられて、平気でいられるワケが無い。


もちろん私はすぐに解放の要求をしたが、冴城君は更に力を強めて抱きしめて来た。


キ…キャアアアアアアッ!!