ドキドキしながら様子を窺っていると、キリッと真剣な眼差しを向ける冴城君。


「は、話……?」


一方私は、ちょっとしたトラウマが蘇っていた。


2日前、岩本君にも“話がある”って言われて、聞きに行ったらメチャクチャ正体を疑われた。


あの時は頑張って誤魔化したけど、まさか冴城君まで疑ってるの!?


そういやあ入れ替わり2日目の時に先に違和感を感じていたのは、冴城君の方だったっけ!??


「さっ、冴城君、光に話って何?」


ピキーーーンと石化していると、睦杜ちゃんが私と冴城君を物凄い速さで見比べていた。