僕は溜め息とともに、みーちゃんに向かって手のひらを差し出した。




みーちゃんは怪訝な顔で、手を乗せてくる。





あーもう、おバカもほどほどにしてよ。




可愛いにもほどがある。






「違うよ。スマホ、貸して。

僕が調べてあげるから!」





「あっ、そーゆーことね!

はいはい、よろしくお願いします!」







みーちゃんから渡されたスマホで、遊園地の場所と、電車の乗り換え方法を調べる。





みーちゃんは横から首を伸ばして、僕の手元を覗き込んでいた。