少女の清らかな体を優しく開かせる。

白露は涙目の彼女をあやしながら行為を進めていった。


「もう少し嫌がれ。他の鬼に怪しまれる」

「だって…嫌じゃ…ないから」

感じながらも小さな声で思いを告げる。

「嫌ではないのか?我は鬼ぞ?」

綺麗な雫を溢れさせながら、白良は笑った。

「あなただから…良いの…」

白露の頬にそっと手を伸ばす。

「あなたは、自分のことを冷酷だと言っていたけれど…」


白良は目を閉じた。


「そんなことない…」


なぜか、彼が傍にいると安心した。



――迷惑?己の問題?打ち所が悪ければあの世行きだったかもしれぬのにか?



「私のこと、気にかけてくれた…」



――我を呼べ!そなたを助けられるのは我だけだ!!



「助けようと…してくれた」