「白良…」

一糸纏わぬ白良の素肌を見つめる。

亡者は皆、裸だ。

彼女は恥じらい、手で身体を隠すがあまり意味がない。


「白良、おいで」


無表情ではあったが白露の優しい手招きに、恐る恐る近寄る。

「やめてくれー!!娘は、娘は関係ない!!」

「今から自分の娘が犯されるのをじっくり見るんだな!お前が生前した悪行が今、お前に返ってくるんだ!!」

自分が他人の子にした行為が、自分の子供に同じように与えられる。

それが罪無き白良が堕とされた理由。

父親の罪のために、白良が責め苦を受けるのだ。


「恐がるな…白良」


白露は彼女を抱き寄せ、囁く。


「そなたを酷く扱う気はない。だが、責め苦は受けてもらわねば…」


震える白良。

そんな彼女に、白露は微笑んだ。


「安心しろ。優しく虐めてやる…」


思いやりのある瞳。

白良は彼の心を信じた。

「…はい…白露…」