「美結先輩、お疲れ様です。」 「お疲れ様、五月くん。」 いつもの、光景。 ただ、違うのは、 「美結先輩、デートですか?」 五月くんがそう聞くこと。 私の頬は、ちょっと緩んでしまう。 五月くんの言うとおり、これからデートなのだ。