愛美と教室に向かう途中、 将季くんとすれ違った。 目は会ったものの、挨拶はしなかった。 教室に着くと、 私は廊下から2列目の4番目の席で、 愛美は窓側から2列目の一番後ろの席だった。 宮本と木内だと、席はいつも遠くなってしまう。 自分の席に荷物を置き、体育館へと向かう。 教務主任の司会のもと、始業式が始まった。 久しぶりに聞く校長の長話は足がつらい。