唯野さんたちが連れて来てくれたのは常連さんたちで賑わう居酒屋。ワイワイとしたこの空気感、私は割と好きだったりする。
それにしても、会社の近くにこんな場所があったのか。全然知らなかった。「こちらへどうぞ」と通されたお座敷。一番先に座ったのは、比嘉さん。その向かいに唯野さんが座った。
「ほらっ、美晴ちゃん。美晴ちゃんはここ。私の隣ね」
向かい合わせのほうが気楽に話せるでしょっと比嘉さんが耳打ちしてきた。可愛い美晴ちゃんを課長も見たいだろうしね。とウインク付きで。
比嘉さんは五十過ぎらしく、唯野さんよりは年上だけれど、二人は家が近いこともあり、特に仲良し。私と琴美のような関係。私は、そこによく入れてもらっている。
でも、唯野さんも比嘉さんも見た目はとても年相応には見えない位綺麗。年齢を聞いて驚いた。そして、お母さんがいない私は二人をお母さんのような人だと思っていた。
だからかな。好きな人と一緒にいるちょっと可愛く思われたい自分を見られるのは恥ずかしくて照れ臭い。でも、二人がいてくれて良かった。課長と二人だなんて、意識しすぎて何を話していいかもわからないだろうから。
それにしても、会社の近くにこんな場所があったのか。全然知らなかった。「こちらへどうぞ」と通されたお座敷。一番先に座ったのは、比嘉さん。その向かいに唯野さんが座った。
「ほらっ、美晴ちゃん。美晴ちゃんはここ。私の隣ね」
向かい合わせのほうが気楽に話せるでしょっと比嘉さんが耳打ちしてきた。可愛い美晴ちゃんを課長も見たいだろうしね。とウインク付きで。
比嘉さんは五十過ぎらしく、唯野さんよりは年上だけれど、二人は家が近いこともあり、特に仲良し。私と琴美のような関係。私は、そこによく入れてもらっている。
でも、唯野さんも比嘉さんも見た目はとても年相応には見えない位綺麗。年齢を聞いて驚いた。そして、お母さんがいない私は二人をお母さんのような人だと思っていた。
だからかな。好きな人と一緒にいるちょっと可愛く思われたい自分を見られるのは恥ずかしくて照れ臭い。でも、二人がいてくれて良かった。課長と二人だなんて、意識しすぎて何を話していいかもわからないだろうから。