うちの家に灯りは灯っていない。お父さんも遅くまで大変だな。一度家に帰りデザートを冷蔵庫に入れ、布団を敷いて向かいの課長の家に向かった。
21時を過ぎていたのでインターホンを鳴らすか迷ったけど勝手に開けるわけにもいかず、渋々と鳴らす。返事もなく急いで開かれたドア。中から出てきたのはTシャツにジャージ姿というラフな格好の課長。
「遅くまでお疲れさま。入りな」
軽くお辞儀をして中に入る。なんだか美味しい香りが漂っている。やっぱり冴子さんが作ってくれたんだ。
「美晴ちゃん、いらっしゃい。遅くまでご苦労様。お腹すいたでしょ?オムライス良かったら食べて」
わーい。オムライス。思わず顔が綻ぶ。嬉しい。疲れて帰ってきてご飯が出来てるなんて。お父さんとだったら大抵あたしが作るか牛丼を買ってくるかだもん。
お手伝いしますと言ったのにいいから座っていてとリビングに促されたのでローソファにちょこんと座る。このローソファ、実は色違いがうちにもある。
冴子さんが気に入ってくれてお揃いになった。でも、同じローソファだから自分の家にいるみたいにゆっくり寛げる。
21時を過ぎていたのでインターホンを鳴らすか迷ったけど勝手に開けるわけにもいかず、渋々と鳴らす。返事もなく急いで開かれたドア。中から出てきたのはTシャツにジャージ姿というラフな格好の課長。
「遅くまでお疲れさま。入りな」
軽くお辞儀をして中に入る。なんだか美味しい香りが漂っている。やっぱり冴子さんが作ってくれたんだ。
「美晴ちゃん、いらっしゃい。遅くまでご苦労様。お腹すいたでしょ?オムライス良かったら食べて」
わーい。オムライス。思わず顔が綻ぶ。嬉しい。疲れて帰ってきてご飯が出来てるなんて。お父さんとだったら大抵あたしが作るか牛丼を買ってくるかだもん。
お手伝いしますと言ったのにいいから座っていてとリビングに促されたのでローソファにちょこんと座る。このローソファ、実は色違いがうちにもある。
冴子さんが気に入ってくれてお揃いになった。でも、同じローソファだから自分の家にいるみたいにゆっくり寛げる。