「お待たせ、聖」
「えっ⁉︎早っ!」
まだ5分くらいじゃない⁉︎
「ああ、聖のために早く着替えてきた」
そう言って優しく笑った修也君に胸の鼓動が激しくなった
「あのっ!話ってなに?」
「ああ…」
なんでだろ…
修也君の顔が急に固くなった
悪いことなのかな…
「聖…あのさ…」
「うん…」
「俺…
お前が好きなんだ」
「………へっ?」
それはなんの好きなんだろう
その好きが、恋愛対象としての好きだったらと期待してしまう
「…それは、なんの好き?」
「ふはっ!やっぱり意味わかってなかったか笑」
うぁ…笑われた……
「俺の好きは、聖を恋愛対象として好きだって意味だよ
俺と付き合ってほしい」
うそ…
「うん…うん…よろしくお願いしますっ……」
「ん?泣いてるのか⁉︎俺なんかしたか⁉︎」
「違うよ…嬉しくて、泣いてるの」
よかった
そう言って修也君は私の唇にキスを落とした
短いけど、甘くて幸せなキス