修也君…すっごく速い…


でも、段々修也君に追いついてくる人が1人いた

「修也、抜かれそうやな…」

「修也君なら、大丈夫だよ きっと1位になるよ」

しかし、私の願いに反してその人と修也君は並んでしまった

修也君…頑張って…

時間がゆっくりと流れたように感じた

あと少し…あともう少し…

ほぼ同時にゴールした

結果は…

「1位だ…」

1位だとわかった瞬間、修也君はとても嬉しそうに笑っていた

その笑顔がなんだか輝いて見えた


ドキッ


なんでだろう

胸がドキドキする

顔が熱い


胸が詰まったような感じで
でも、それが心地良くて

「聖?顔真っ赤だけど、どうしたの?」

「な、なんでもないよ…」


私、修也君に恋しちゃったんだ…